エコノミーだが今回3回 デルタクラブのラウンジが OK!

ヴェトナムALは スカイチームのマイレージグループ加盟


ヴェトナムはこの時期  テト (旧正月) を迎える テトに欠かせない蝋梅や桃の花、  バインチュン(チマキ)やスイカの絵が雰囲気を盛り上げる  ネズミ年の今年は2回目の正月を楽しめることになったが  としがらか 「 テト」と言うと つい ヴェトナム戦争の時 何度も試みられた「テト休戦」を連想する     NIA ノイバイ国際空港           ハノイ   ヴェトナム社会主義共和国    23/1/2020

 ノイバイ国際空港 蓮の花(国花)が ガラスのカーテンウォールと水面に映り 絵の一体感が出ている

ハノイの都心に近づく 高層の集合住宅が建ち並び  いまなお建設ラッシュが続く   23/1/2020

文(孔子)廟門 門にもテトの飾りつけ  1070年建立の孔子を祀る廟    1076年境内にヴェトナムで最初の大学が開設された 【略史】1010年リー朝が成立して 国号を(ダイコーヴィエット)と称し 都をタンロン(現ハノイ)とした  この時期宋代の中国文化の影響を受け 科挙制度や  仏教も導入した  13Cに政権はチャン(陳)朝に移る 15C ホー朝を経て  一時期「明」の支配下になるが  レ(黎)朝がこれを解放するも  以後200年に渡り 北部はチン氏 南部はグエン氏で対立する 18Cにはグエン・アインがタンロンに入城しヴェトナムを統一   都をフエに定める(グエン朝) この間にフランスの助けを仰いだため 以後フランスの侵入を許すことになり 19C実質的にフランスの植民地となる

クエ・ヴァン・カック (奎文閣)  19Cグエン朝時代に建立  大学施設としても使われ  ハノイのシンボルの1つ

廟内の池                                                                             ハノイ   ヴェトナム社会主義共和国  23/1/2020

梅「東風吹かば匂いおこせよ・・ 道実」

亀の上に 科挙試験合格者の石碑15~18C


金柑は「子孫繁栄」や「金運」 にご利益があるとされ  正月の飾りつけに欠かせない

ベトナムのあらゆるところで 鉢植えで置かれている

本殿に安置される孔子像       学業祈願の参拝者も多く 日本であれば 菅原道真を祀る 太宰府天満宮的な存在    

ホーチミン廟        1975年建立 威風堂々「蓮」の花を模した総大理石造り  

ツツジの赤が鮮やか

キンセンカ はヴェトナムでは「万歳」の意味有


正月の飾り付けがされた 宿泊ホテル のロビー       ハロン湾のホテル  23/1/2020

ハロン湾  クルーズ 乗場  トゥアンチャウ国際港

大晦日で観光に出る船も少ない   24/1/2020


港で歓迎の演奏           トァンチャウ島 ハロン湾            24/1/2020

24/1/2020

タイプ・サイズの違うクルーズ船がもやわれる


トップヘヴィーを避けるためデッキは交代で上る

デッキに上るバウの階段


ハロンとは「竜が降りる地」という意味  約2000もの奇岩が静かな海に突き出る  

その形から「香炉岩」の名がつく  雨季で天気がわるく海の色もさえない 

狭い水路もある

石灰岩の絶壁


「闘鶏岩」                                                                                                   24/1/2020

ダウゴー島に上陸  鍾乳洞と展望台がある

ティエンクン洞窟の鍾乳石

ティエンクンはヴェトナム語で「天空」という意味


展望台からの眺め  雨季とはいえもっと光が欲しい ! 

トゥアンチャウ港         クルーズが終わるころに日差しが戻る  水上人形劇のセットが浮かぶ

途中の大きな土産物店 団体客大歓迎   !

チョコレートから宝石まで 土産物の百貨店


いたるところで目につく ヴェトナムの盆栽も  日本と同じく 中国から入ってきたものだが  それにしてもどれも日本のものより大きい

道路沿いのヴェトナムらしい住宅   うなぎの寝床的な京町家と似ている 京は秀吉が間口税なるものを課したので 住民はそれに抗う如く間口の狭く奥行の深い家を建てた

  ここヴェトナムでも フランスの統治下 農地や土地はフランスのものとされ  広い間口により高い税金が課された それに合わせ間口5m奥行18mの土地区画が 標準的なものになったようです おまけにここは地震が少ないので上のほうに3階・4階と高くなったと思われます 

遅く着いたフエのホテル    すっかり正月モード                          HUON GIANG HOTEL   フエ      24/1/2020

大晦日を迎えて 若者たちで 大盛況の  ビアホール       フエ      24/1/2020    

店頭にはアジア的な飾り物

バイクで街中を「練り走る」ライダーたち


年越し騒ぎもピークを迎え カウントダウン は花火大会へと移る      

地域により違いはありますが  テトでは店頭や玄関先には祭壇が設けられ  先祖への人数分のお供えを並べ  線香を立ててお祈りをする                                                  フエ     24/1/2020

ここにも正月の祭壇

大晦日の街の裏通り


街中のカウントダウン ではなく 0時を期に 約30分の花火の打上げが始まった 

因みにダナンでは毎年国際花火大会が開催されるほどで 花火技術のレヴェルは高い


橋のイルミネーションが川面に映り 花火との相乗効果が増幅される

日付が変り 「2回目」の新年を迎えた          フエ ヴェトナム 25/1/2020

かわいい獅子頭

ホテルにやって来た若者の獅子舞グループ


玄関先で新年を祝う

フラッグ・タワー    1807年 ザーロン帝時代           グエン(阮)朝王宮  フエ  25/1/2020

壕を渡りグエン王宮へ

王宮門


王宮門(午門) 紫禁城を模してグエン王朝(1805~1945年13代続く)により築かれる 「午」は南を意味し 王宮門には5つ門口があり 中央の門は皇帝が 左右の門は文官と武官が 両外側の門は兵士と像や馬が使用した 

今日は新年のセレモニーやパレードが宮殿遺跡内で行われた   雅楽団が並んでいる


王宮を飾り立てる花々

王宮内で 時代行列のパレード

タイホア殿 (大和殿)    屋根の上をはじめ随所に皇帝のシンボルである竜の装飾が施される

ベトナム戦争中1968年に破壊されたが 避難保存していた部分もあり1970年に再建された

左廡殿(ターヴー) 文官が使用した詰め所 淡い紫色がきれい

右廡殿(ヒューヴー: 武官詰め所)を左廡殿から見る


朱色の回廊


タイ・ビン・ラウ   (太平楼)  第三代ティエウチ帝の書斎

内務府 1933年建設


顕仁門 (東門)     構内を巡る電気自動車

壕に沿って ブルメリア の並木道 今はほとんど葉を落としている

ティエンム寺  トゥニャン塔 1601年創建 7層8角形で各層に仏像が安置される  

ティエンム(慈悲)寺はフーン川岸に建っている 川岸の道路は交通量が多くて注意が必要

ダイフン寺   

ここの住職でベトナム戦争時  サイゴンで政府へ抗議の焼身自殺をした人がいる


正月の家族での移動も  モーターバイクが主流 夫婦と子供二人の4人乗りも普通

ヴェトナムの人口の86%を占るのが キン(ベト)族と呼ばれる多数民族で 先祖は揚子江の南に存在した 百越に由来すると言われる

カイディン(啓定)帝陵   入口階段

竜の像の手摺も門柱も   建築材は コンクリート


剣を持つのが武官で 手を組むのが文官                                                             

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カイディン帝は 第12代皇帝 (1925年没) フランスの傀儡政権であった この時期にベトナム公用語はラテン文字を使う クオック・グー表記に改めてられた 陵の両側には西洋風の塔が立ち  内部は東洋風 無宗教であったため仏教・ヒンドゥー教・キリスト教の建築様式が混在する       

青銅に金箔を施したカイディン帝像

中国の陶器や日本のガラスを使った装飾壁


遺影が祀られる啓成殿

壁も一見大理石だがコンクリートに装飾


昼食時のアトラクション   歌と伝統楽器の演奏

フエとダナン間の小さな港    バス移動

山を越えてダナンの街が湾越しに見える


ダナン大聖堂 ファサード

 フランス統治時代創建の カトリック教会      ダナン   25/1/2020  


ハン川に架かるロン(竜)橋 黄色い菊の花もテトをもりあげている 25/1/2020

干支の鼠が正月飾りに

元日だが露天商は店を出す


風船のモバイルショップ   横風注意!


マーライオンの像   鯉から竜に成長・変身したダナンのシンボル    DHCマリーナ          25/1/2020

ダナンの新名所 DHCマリーナ   と  愛の桟橋

愛の桟橋にはハート形のランタン


ダナンからホイアンヘ      ビーチにも人出

蝋梅が迎えるホテルの玄関  夕刻着 ホイアン



揚げ物の屋台                                                                                               ホイアン    25/1/2020

電飾された屋形船の往来を楽しみながら 家族での食事風景

色とりどりのランタンの灯りが川面に映り込む

来遠橋  (日本橋)     1593年ホイアンに住む日本人が建造した屋根付きの橋 橋の中にある寺は大鯰の存在を信じ その怪物を鎮魂するためにつくられたという説がある

(白日のもとでは この川は汚くて 臭くて 見えるものではない !)

ホイアン名物のランタン  よく見るとマスクの観光客が多い 急拡大しているコロナウィルス の影響

屋根付きの「日本橋」

上部はしっかりした木造  

橋の上から 向こうはトゥボン川


チャン・フー通り

竹細工の実演販売


外国からの観光客も多い             通りには ブーゲンビリアも咲く

旧市街では「シクロ」を使う観光も一興

シクロの乗場


トゥボン川縁に並ぶ観光屋形船

2階の突出し窓からの通りの風景

伝統的民家を改装した博物館

京の町家と同じで中庭がある


「チャヤ・シンロクロー」による17Cホイアンの日本人町の交易図からの抜粋  海のシルクロード博物館

福建会館 福建省出身の華商たちの集会所 

2週間燃え続ける 願掛け用渦巻き線香

航海安全の守り神天后聖母も祀られる


渦巻き線香と竜の鴟尾 

土産物やがびっしり                                                                                              ホイアン

世界遺産ミーソン遺跡     入口

ホイアンの南西約40kmに位置する


チャム人のチャンパ王国(2C末~17C)の聖地であった場所 4Cシバ神を祀る木造の祠が建つ 7Cレンガを使って再建された その後周辺には 8C~13Cまでに建てられた70以上のレンガの遺構が 草木に埋もれて残る               ミーソン遺跡   26/1/20020

レンガの建材は接着剤を使わず隙間なく

積まれている

壁面を飾るチャンパの女神像 (デバター)


開口部はまぐさに石材が使われ(修理時の補強?石が不揃い)が  上の三角アーチ部はせりもち式でこしらえている

翼があるからガルーダでしょうか

石像


Gゾーン 配置図

チャンパ文字が刻まれる石碑


周辺は山に囲まれ神秘的な場所  ヴェトナム戦争時は解放軍が立てこもり 米軍の空爆の標的にもなり 崩壊も進んだ 遺跡内に爆撃でできたクレータが残っている

定時に行われる遺跡内のチャムダンスショー

統一会堂   Reunification Palace  (旧大統領官邸) ベトナム戦争終結の場 1975年北ヴェトナム軍が侵攻しサイゴンは陥落した 現在も国際会議で使われる ホーチミン市

サイゴン大教会 ( サイゴン聖母大聖堂 )    フランスの植民地であった1880年完成   ネオゴシック様式

サイゴン中央郵便局 1891年完成 アジアにもエッフェルの遺産がある 駅舎風に見えるのはパリのオルセー駅(オルセー美術館)をモデルにして エッフェル塔で有名なギュスターブ・エッフェルの会社が設計をした フレンチ コロニアル 建築   現在も郵便をはじめ各種通信サービスを行っている ホーチミン市

整然と並ぶ大きな鉄骨のアーチと20本の柱は  空間に柔らかさとリズムを与えている

入口ホール天井で中央のアーチは  ボールドリブと繋がってホール空間を引き締める

上は1892年サイゴン付近の地図

下はレトロな電話ボックス 今もATMで現役


中央郵便局 入口ホール方向を見る  平面プランはバシリカ様式風で 教会にすぐ改築できそう   

   ホーチミン市   27/1/2020 

ホテル グランドサイゴン      ロニアル様式の建物を改装

ドンコイ通り 左は タイムズスクエア

ヴェトナムと言えばスウィーツ  安物?器が悪い


町中のヒンドゥー教寺院

スリ・タンディ・ユッタ・パニ     礼拝者が少ないのもいい


水上人形劇場  もとは農村の収穫祭で水辺を使って演じたものがショーに発展した

1000年の伝統があり 全国で演じられる

フィナーレ


ヴェトナム戦争のイメージが強く残る世代だが  訪問して感じたことは  この国は各分野で多様性を受け入れ  良い意味で必ずしも過去に固執していない  日本となにか似ているところがある テト帰省で同じ飛行機でたくさん乗っていた若い世代のエネルギーはたのもしい