クイアバ ブラジル   マット・グロッソ州都   北パンタナールの入口   18C金鉱山で発展 人口約70万    綿・大豆を主要産業とする    成田からの長旅であったがやっとホテルで一泊  ・・・   18/8/2017

オオハシのウッドクラフト 本体はブラジルボク(ブラジルの木) 上部の 嘴はイペの木でできている

        ブラジルという国名は赤色染料をとるパウ・ブラジル(ブラジルの木)から来ている   またブラジルはインド原産のスオウ (日本では蘇芳といい 万葉以前に渡来  蘇芳染として珍重された 色素成分はブリジンという) のポルトガル名である 16C後半からポルトガル人がブラジルの木に目を付け  アマゾン河口からマラニオン州にかけて乱伐をした  辺材から染料を芯材からは弦楽器の弓材がとられた インドの一部を既に植民地にしていたポルトガルはこの同科同属の木を見つけた時「ブラジルの木だ」といったのが国名の起こりとなる

   イペ(イッペー)の木はノウゼンカズラ科落葉広葉樹

別名パオ・ロペ  ブラジルの国花ともされる

硬い木で比重1.1のアイアンウッドである 日本ではウッドデッキなどに使われている 

という訳で敢えて左の写真を入れました

※ パウ・ブラジルの写真はサン・ルイスの街風景に入れました 


パンタナールでみたイペの木 今開花期(8~9月)を迎え 赤紫・黄・白の花が鮮やかに咲き誇る

この黄色はブラジルサッカーチームのユニフォームの色とされる


ポコネー  パンタナール縦断道路の起点となる町 のシンボル 「トゥユユ」のモニュメント                 19/8/2017

パンタナール縦断道路のゲート  これよりマトグロッソ州のパンタナール(北パンタナール)の始まり   縦断道路は両側を掘り下げ土を盛り上げてつくられ 氾濫期でも水没しない  また乾期でも両側に溜まった水を求めて動物や鳥がやってくる パンタナールとはポルトガル語で「大沼地」の意味

サファリカーすごいエンジン音の「年代物」でした

湿原風景         ベント・ゴメス川              19/8/2017

リオ・クラーロ・ロッジ

パンタナールはほとんどが民有地で  縦断道路沿いにそのひとにぎりの地主が経営する牧場や観光客むけの宿泊施設が点在し  周辺の探索ツアーやアクティヴィティーの基地となっている

 


スグロハゲコウ(トゥユユ)  コウノトリの仲間では世界最大 体長1.4m  翼長2.6m にもなる

早朝より求愛のダンスが続いています

ペアリングでしょうか?  トゥユユはつがいになると生涯を伴にして「離婚」はありません 


ただいま育児奮戦中 !    親鳥は飲み込んだ餌を吐き出してヒナにえさを与える 

羽毛の汚れは子育ての苦労を物語る 巣立ちも近い 

この鳥は高い木の上に巣をつくり  毎年同じ巣で子育てをする

 飛び立って翼を広げたところ

ホテイアオイが密集する水辺で小魚を狙うトゥユユ


水辺に集まる アメリカトキコウ の群れ 右側の牛は放牧牛で植民地時代に インドから移入されてきた暑さに強い白いこぶのある ネロリ牛

一斉に羽ばたいた アメリカトキコウ の群れ                                                                               19/8/2017

イペの木の上にとまる アメリカトキコウ

乗馬のアクティヴィティーを楽しむ人


ロッジに隣接するサラレ川のボートサファリの桟橋                  パンタナールは勾配(平均約1cm/1km)の緩やかな盆地にあり すべての川は 緩やかにパラグアイ川ニ流れ込む    ブラジル  20/8/2017

吊られたエサに向かって大ジャンプ!

潜望鏡のように目を出して寄って来る  メガネカイマン     アリゲーター科に属する

この瞬間一斉にカメラのシャッターをきる


メガネカイマン   水位の下がるこの時期は ホテイアオイの繁茂する水場によくあつまる     19/8/2017 

< パンタナールで出会った鳥たち >     これはごく一部です パンタナール全体で約460種の鳥類がいる

<鳥のハンティングショー>

ミサゴノスリ  (ガヴィオン ベロ)   タカ目タカ科

餌付けしている場所で投げ入れを待つ


餌を狙う ナンベイ アオサギ

こちらは嘴で直接捕獲


オオクロノスリ                          タカ目タカ科

樹上の高いところに身を隠して水面をの獲物を狙う


川縁で釣りをする少年 

フサオマキザル         頭のうえに毛の房がある

グリーンイグアナ      普通なら気がつかない

ガラパゴスよりこちらの大陸が本家


カピバラは齧歯類で最大          頭部が大きく 目・鼻・耳が上部にあつまっていて なんともユーモラスである   カピバラは 現地語で「細い草を食べる物」の意味

優位のオス1頭に複数のメス・幼獣・劣位の複数のオスが率いられ 平均10頭でグループをなす

移動のときはほぼ一列状態


パンタナール湿原の夕焼雲  

パンタナールがいつまでもたくさんの動植物の多様性を育む自然のサンクチャリーであって欲しい


サンルイス    大西洋に注ぐ3つの川の河口に位置する中の島  干満差約8m  ブラジルで唯一フランス人によって築かれたコロニアルタウンで 名前はフランス国王ルイ13世とセイント・ルイ9世に因む    その後 ポルトガルのプランテーションの砂糖や綿花の輸出港として繁栄したがやがて衰退    現在は世界最大のカラジャス鉱山の鉄鉱石やボーキサイトなどの輸出港として繁栄する 人口約百万人  21/8/2017

セー教会  イエズス会により1622年創建される 

 大きく育った パウ・ブラジル ( マメ科常緑高木)の街路樹    ドン・ペドロⅡ世通り

市庁舎(通称ライオン宮殿)から見る ドン・ペドロ2世広場  おくにセー教会の塔が見える

ナザレー通り  17・18世紀に富を得たポルトガル人は この辺に競って邸宅を建て 外観を装飾タイルや彫金細工のバルコニーで飾りたてた 1989年にサンルイスの復興プロジェクトが始まり 1997年世界文化遺産歴史地区に登録される              21/8/2017

外壁を飾るタイルとトランサム のついたアーチ窓

ポルトガルのアズレージョ(装飾タイル) が使われる


風情のあるディアルマ・ドゥトゥラ通りの階段  石畳の階段にはポルトガル的な雰囲気が漂う

ポルトガル通り   鋳物造りのノスタルジックな街路灯 正面の建物はブルーですが  ポルトガルでタイル造りが始まった頃の色がブルー(アスール)だったのでアスレージョの名がついたという説あり

ポルトガル通りは道幅がある

ポルチコ風の商店街


エストレーラ通りの画廊 この周辺の景色が描かれている 紫外線大丈夫でしょうか

蒸したエビが売られている

カーザ・ダス・トゥリヤス市場の入口  1855年に造られ サンルイスで一番古い円形の建物 暴風時の避難所もかねたので 当時の建物特有の狭い入口になっている

食用油や蟹を漬けた酒やジャムなどを売っていた


ポーズをとらせて少し待たせたので 機嫌が悪そう

シュラスコ料理はテーブルサービスの人件費が余分に掛りそうです

別のレストランでは客の方がが並びにいくスタイルもありました

   シュラスコに使う肉は牛・鶏・羊・ソーセージといろいろあります 因みにトルコのドルネケバブは羊のスライス肉だけです

シュラスコ料理を出す ビュッフェスタイルのレストラン (シュラスカリア) で昼食

スシ料理もすっかり定着している この「神風」のはちまきに「温故知新」のはっぴはきまっている 意味はともかくただの "スシ・ファッション" なのでしょう


随所にある自然の池で 泳ぐ村の子供達

バヘリーニャス~サンルイス間                マラニャン州

河川の岩に建てられた十字架像と下に彫刻された顔  ? ルートMA402   ムニム川  マラニャン州



< レンソイスの遊覧飛行 > サンルイスより

サンルイスのエアポートより出発



絶景の感動もさることながら  6人乗り小型機は良く揺れた (ナスカ以来の揺れでした)

< バヘリーニャス > からの観光

レンソイス・マラニャンセス 国立公園の地図     広さは東京23区の2倍    レンソイスとはシーツの意味

アサイー   ヤシ科の植物だが実は 形も味もブルーベリーに似ている

ブリチー     生でも食べるがオイルが日焼け止めや保温に使われる

バヘリーニャスのホテル     モーターボートのマリーナも兼ねる

                                            バヘリーニャス   8/22/2017

ポサーダマリーナからの遊覧船

ハイスピードボートは風で顔が痛くなるほどだ


プレグイシャス川に続く マングローブの森を流れる水路  プレグイシャスとはナマケモノの意味

観光スポットの パッソーラス  (黄色い砂漠の意味)  に上がる

ここにいたのはナマケモノではなく サル

 

川は塩入川だが 砂丘に溜まる水は淡水

砂の下には岩盤があり水を通さない


手前のパッソーラスの砂丘 と 向こうのジャングルの間を プレグイシャス川が流れる  小レンソイス        

右の砂丘を登りきるには「蟻地獄から脱出する」ような必死のもがきが必要!この砂は石英(SiO2)からできている  ブラジル(高原)大陸部の花崗岩が川や風に削られて 麓に溜まり  南約100kmにある パラナイーバ川により遠浅の海岸に運ばれ  そして干満差の激しい潮流にもまれて硬い石英だけが砕けて残り 純度を上げてさらに白くなる  何万年の自然の営み 

パッソーラスの砂丘 (小レンソイス)   遠くに発電用の風車が並ぶ

黄色が鮮やかな モノセールの小さな漁船  対岸のコテージもカラフルだ        レンソイス     22/8/2017

カプレの船着き場

ヤシの葉で葺いた 屋根のレストラン  カプレ 


一羽の赤い鳥が  青い空によく目立つ     

ペリカン目トキ科  ショウジョウトキ  は幼鳥は黒色で 数年で朱赤色になる 翼の先端部だけが黒い 

水面を一斉に飛びはねる小魚

イグアスのバードパークでまじかに見た

ショウジョウトキ  ペリカン目 トキ科

Scarlet  ibis                                     (  24/8/2017 )


プレグイシャス灯台  のある  マンダカルの漁村

海軍の施設    周辺にはロバが飼われている

遊覧船も立寄るマンダカルの漁港

港から灯台へのメインロード  約5分の距離


灯台の階段を160段登ると見える眺望      プレグイシャス川が大西洋に注ぐ河口

カシューナッツの木

カシューナッツの実(先端部)

一列に並ぶ風車は 自然にはマッチしないが  横からが壮観!


バヘリーニャスのメインポート

バヘリーニャスはかって漁業中心の町であったが 観光中心の町へと変わりつつある 

サンルイスからのアクセスがメインルート 

バスで約4時間

人口約5万5千人


途中 短い川を渡る

これでも車も人も載せる立派なカーフェリー  


ロディオの馬の背のような乗り心地です

4WD車でなければいけない40分間の悪路


水遊びをする観光客で賑わう ラグーナ・アスール (ブルーラグーン)   砂丘の水はどれも6月頃から溜まり始め  10月頃から引き始める ブルー系の光線は水を通り  白い砂丘の底で反射する

ここの水はブルーグリーンで透明度も高い


人のヒフ(角質)をかじりに来る

小魚  けっこう痛い!  ラゴーア・ペイシ(魚の池)は水草や藻が繁殖し 茶色がかっている 水が一度干上がってもまた孵化するというから不思議

 近道をとり このラグーンを胸まで浸かり 歩いて渡たる


湖面が二色になった ラグーナ・アスールの夕暮れ                              レンソイス・マラニャンセス   22/8/2017


ヴィアーレ  カタラタス                 フォスドイグアス   ブラジル

イグアス国立公園入口    アルゼンチン側


イグアスの滝 鳥観図 ※この絵図は上が南です     大小275の滝があります   24 /8/2017

「あくび中!」の運転士

たくさんの違った言語が行きかう車内

アルゼンチン側にあるトロッコ列車 (ジャングルトレイン)

 


たくさんいた ハナグマ    (食肉目アライグマ科)

悪魔ののど笛へと続く長いボードウォーク


ボードウォーク周辺の木にいた GRALHA  PICACA

滝口ま横の展望台は 観光客でひしめく


悪魔ののど笛(Devil's Throat) の滝口 この名は滝の轟音が由来    南から北へ流れ落ちる

 イグアスの滝はイグアス国立公園を流れる275の滝の総称 滝の大部分はアルゼンチン側を流れ  迫力はアルゼンチン側だが 全貌を眺めるなら対岸 に遊歩道のあるブラジル側がよい

滝幅の全長は約4kmに渡り 最大落差80m 毎秒約6500トンの水量が流れ落ちる

 イグアスの名は先住民族の言葉で  「イグ」は水を「アス」は壮大なものへの驚嘆をあらわす     洪水玄武岩の パラナ高原(日本の4倍の広さ)の端にある滝口は100年で30cm位後退している 


ブラジル側の展望台は こちらのアルゼンチン側からは 水煙でまるで見えない

オオムジ アマツバメ  はこの滝裏の崖に無数の巣をつくっている   水平飛行では世界最速

三カ国の国境地点   (右のイグアス川と左奥からのパラナ川の合流点でもある)  手前 アルゼンチン  右側対岸 ブラジル      左側対岸    パラグアイ(シウダッド・デル・エステ)

ケーブルカーで客をトレッキング道から桟橋へ運ぶ

イグアス川 ポンツーンのボート乗場


左のブラジル側と右のサンマルチン島間に虹がかかる   Devil's Throatが見える  遊覧船はここまで

左奥は悪魔ののど笛   正面はサンマルチン島       右はアルゼンチン側アドヴェンチャーボート        イグアス川 

ベルモンドホテル   ダス・カタラクス  

イグアスのブラジル側で見たオニオオハシ  (トゥカーノ)


ブラジル側から見る悪魔ののど笛  だいぶ陽が落ちて夕日がさしはじめる

ブラジル側のトレイルを降りていくと  この遊歩橋に着く   " バルコニー" 部分

 ブラジル側は滝が2段(上フロリアーノ滝・下サンタマリア滝)になる 玄武岩層の段差約30m

  展望タワーより


日没まじかの夕日があたる展望タワーと"バルコニー"に落ちるフロリアーナの滝

悪魔ののど笛の   ”バルコニー"  に落ちるフロリアーノ滝                                        ブラジル側  24/8/2017

ヘリコプターで遊覧飛行 1回約10分$210   

あっという間のフライトでした


中央はサンマルチンの滝

上空からみた悪魔ののど笛        世界三大瀑布 訪問達成の実感が湧いてきた・・・   因みに世界四大瀑布となると 東南アジア最大  ラオスの 「コーンパペンの滝」が入る         25/8/2017